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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第2章 Sudduness(運命の狂った日)

「それは何ですか?」
 愚かな何の力もない小娘だとて、言われるがままになる必要はない。愛奈が力なく問うと、男がニヤリと口の端を引き上げた。
「契約書類。別にあんたを騙くらかすつもりなんざないから、よおく読んでみるんだな」
 男が言い終わらない中に、横から小男が何やら囁いた。ちらちらとこちらを見ながら耳打ちする視線はねっとりしていて何か嫌な鳥肌が立つようなものを感じる。坊主頭が頷き、また、こちらを見た。

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