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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第5章  Prisoner(囚われる)

―私は反町君を好きなのに、どうして、考えるのは拓人さんのことばかりなの―。
 と、愛奈の足許―デスクの下に置いた小さなバスケットの中でか細い啼き声が聞こえた。愛奈は慌ててしゃがみ込んで、バスケットを開く。真っ黒な子猫が顔を覗かせた。
「シーィ。静かにしないと追い出されちゃうからね」

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