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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第5章  Prisoner(囚われる)

「お願いがあります」
 拓人が漸く自分の中から出ていった後、愛奈はか細い声で言った。拓人が〝おや〟といった表情で彼女を見やった。
「何だい? 何か欲しいものがあるの?」
 愛奈は拓人を真っすぐに見つめた。こんな風に彼を真正面から見るのは随分と久しぶりのような気がした。
「高校に行かせて下さい」
「―」

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