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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第5章  Prisoner(囚われる)

 この男は、これを舐めろというのか。
 愛奈にとっては到底、従いがたい要求であった。今、天を向いて屹立していたこれは、愛奈にとっては排泄器官でしかない。けれど、この命令を拒めば、高校に行けなくなる。
 愛奈は瞳を閉じた。閉じた眼を開けば、涙がこぼれてしまいそうだ。でも、こんな男の前では涙ひと粒も見せたくはなかった。
 意を決して眼を開き、顔を彼自身に近づける。

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