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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第6章 Waking(めざめ)

 だが、当然、拓人からだと思っていた電話は実は全然違っていた。
―愛奈さまのお電話でよろしいでしょうか?
 丁重に問われ、愛奈は思わず頷いていた。
「はい、安浦愛奈ですが」
―私は拓人さまの第一秘書を務めている瀬道と申します。
 その名前なら聞いたことはある。とにかく頭の切れる男で、常に影のように社長に寄り添い、忠実無比、拓人の懐刀と目されているとか。

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