テキストサイズ

監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第6章 Waking(めざめ)

 正面玄関へと続く長いエスカレーターの上方に長身の男が立った。どこに行っても拓人のルックスの良さと圧倒的な存在感は目立つ。通りすがりの若い女性がちらちらと彼を見て通り過ぎていくのが愛奈には判った。
 拓人の背後にはぴったりとビジネススーツ姿の男が寄り添っている。あれが秘書の瀬道だろう。
 エスカレーターが下に到着し、拓人がロビーへと足を踏み出す。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ