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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第2章 Sudduness(運命の狂った日)

 今日はその初七日だった。物言わぬ骸となった父と病院の霊安室で対面した後、葬儀を何とか済ませられたのもすべては拓人が側で支えてくれたからだ。高校生の愛奈はただ黙って座っていれば良かった。拓人がすべて采配をふるってくれたからこそ、初七日を無事に迎えられたのだ。
 愛奈は今日は高校を早退して、そのまま菩提寺に行って読経をあげて貰って自宅に帰ってきたのだ。拓人は一緒にいてやりたいが、仕事が忙しくて、どうしても抜けられないのだと事前にメールが届いていた。

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