監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~
第3章 Water mark(波紋)
ご飯は父が通勤用に使っていた保温ジャーを持ってきていたので、それに炊きたてを入れた。出来上がった弁当をモノトーンチェックの大きめのバンダナで包み拓人に手渡すと、彼は愕いたように切れ長の眼を見開いた。
「これ、全部、愛奈が作ったの?」
「そう、拓人さんのために色々と考えたの。いつもどうせ外食ばかりなんでしょ」
「まあ、な。夜は確かに接待で外食ばっかだし、接待ない日は家に帰っても独身男の悲しさでメシ作ってくれる嫁さんもいないから、つい面倒になって外で済ませちまうもんな」
「これ、全部、愛奈が作ったの?」
「そう、拓人さんのために色々と考えたの。いつもどうせ外食ばかりなんでしょ」
「まあ、な。夜は確かに接待で外食ばっかだし、接待ない日は家に帰っても独身男の悲しさでメシ作ってくれる嫁さんもいないから、つい面倒になって外で済ませちまうもんな」