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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第3章 Water mark(波紋)

「もしかして、他に好きな女性とかいたりして?」
 ほんの思いつきで口にした言葉に、鏡に映った拓人の顔に微妙な変化が兆した。
「何でそんなことを?」
 ややあって、拓人の顔には、もうわずかな動揺は微塵も見られなかった。あれは見間違いだったのだろうか? 愛奈は首を傾げつつ応えた。
「だって、男の人が普通、いつまで経っても結婚しないなんて、大抵は恋人だとか好きな女だとかがいるからじゃない?」

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