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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第3章 Water mark(波紋)

 思ったことを言えば、拓人が吹き出した。
「嬉しい言葉だが、それはお前の買い被りというものだ。俺はそんなにたいした男じゃない。どこにでもいるごく普通の男だよ」
「あら、拓人さんはそうそうどこにでもいるような男じゃないわよ。何たって、私の自慢の従兄ですもの」
「それよりも、愛奈。今日は試験だろ。呑気に俺のことを心配してる場合ではないんじゃないのか。昨夜、教えた二次関数のところ、ちゃんと理解できたのか?」

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