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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第3章 Water mark(波紋)

「どういう意味?」
「俺に告白されたら、お前は断らないのか?」
 愛奈は笑った。
「また冗談ばっかり。私は拓人さんの妹分なんだから。恋愛対象外でしょ」
「―俺は本気だよ」
 しかし、その言葉はあまりにもか細すぎて、愛奈には届かなかった。
「おっ、やばい。こいつは出社時間には遅れるな」
 拓人が腕時計を覗き込んで呻いた。愛奈も同様に声を上げた。

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