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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第3章 Water mark(波紋)

―北海道に行くの?
 愛奈は悲鳴のような声を上げてしまった。すぐ近くならまだ望みは繋げるけれど、北海道なんて、あまりにも遠すぎる。もし、反町君が本当に自分のことを好きでいてくれるというのなら―、このまま想いを告げずに別れてしまうのは、あまりにも切なすぎる。
 だが、隣の三組に逢いにいっても、反町君はもう学校には来ていないようで、昨日、彼自身がロッカーに置いてあった荷物などはすべて取りに来て、クラスメートや部活の友達、先生たちにも挨拶を済ませていったという。

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