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地雷女。

第8章 爆発





ここは何とか誤魔化して……


「ママ、
アタシね、財布と鍵落としちゃったから、こんな顔なの。」

「えっ!
あんた、大変じゃない!!交番行くわよっっ!!」

「い…いや……「いやじゃないわよ!」


アタシはこのピンクの力強い化け物の引きずられながら交番へ向かった。

や…ヤバい!
財布と鍵じゃないんだよね……

本当はハートなんですよ。


「パン子、そんなに
ショックだったのね。もしかして全生活費?早く見つかればいいけど……」

今までに無く真剣な凛々しい眉……いや、顔だったから、今さら嘘なんて言うに言えなかった。


そのまま嘘に流されるがままに交番への距離が近づいてくる。


もしかして……
もしかしたら、将来の私の入り口?


なんてね!



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