地雷女。
第9章 !!
タクシーに乗っていると段々、見慣れた景色になってきた。
「運転手さん、
ここでいいわよ。」
ご機嫌な顔とはしゃいだ感じでママが言った。
降りると見慣れた景色だった。
ライトのついていない"スナックももじり"前。
お店のすみに二回へ上る階段がある。
ママの家だ。
「いいわよ、
上がって♪」
「!!」
な……
なんと……
す……全てがピンク!!
流石だわ。
薄いピンクから、ショッキングピンクまで……
履いたスリッパも、勿論ピンク……
流石だわ、
桃子さん!
呆気に取られてしまったのと同時に何だかママらしくて笑ってしまった。