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地雷女。

第10章 瞳の過去





「でもね、
アンタ、もうこれ以上買い物しなくていいのよ。いつもハラハラするわ。」

「ママ……
ありがとう。
でも、今度は止まらなくてアタシも困ってる。」

「馬鹿な娘っ!
何かあったら、言いなさいよ。」

「えっ?!
お金の件??」


アタシは冗談混じりに笑って答えた。


「違うわよ、馬鹿!」

!!




顔を……



ママの顔を見ていた筈なのに……




つけまつげがズレては、化粧がぐちゃぐちゃのママは本当の化け物に見えた。


ごめん、ママ……




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