地雷女。
第14章 借り
アツツと………
アツツと結ばれました!
「パン子っ、
あんた穴子から、聞いたわよ。
店に男が来てはお持ち帰りされたんでしょ。しかも仕事の途中でね。ヤルじゃない。って、まさか菅野さんじゃないわよね!」
今日は"ももじり"の日。
穴子ママから聞いたのだろう。
飛び付くようにすぐその話題にふれてきた。
いえ、菅野さんではありませんよ。
違う意味でもご安心を。
「違うよ、ママ安心して。」
「穴子が悔しがっていたわよ。
あのときの借りを返してもらうって、言ってたけど、小さいニューハーフよね。 昔から中々負けを認めない奴なのよ。」
「そ……そうなんだ。」
穴子ママ……
相当アツツのことが好きだったのね。
と言うより、今でも好きなのね。