無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

半分ヤケクソになって歌って、踊ってステージを盛り上げている間に下のフロアーでアツツが女の子に声かけられている 。

日頃は地味男だけど、素材が良いから磨けば本当はモテるんだよね。

本人は気がついてないけど……ね…


女の子と二人で楽しそうに飲んでいるのを見ると何だか胸がズキズキする。

自分が思っているよりアツツのことが好きで夢中になっていることに気がついた。

何だか他の女の子と飲んでいるアツツを見るなんて嫌だな。
しかも女の子はずっとアツツを見つめて笑っている……


ステージの上では嫉妬心とは逆に陽気に流れる音楽が鳴り響く。


アタシは踊って、歌って、ステージを盛り上げるのが仕事。