地雷女。
第4章 スナックももじり
ママが話しを聞いていたのか、少々ブスッとした顔で
「パン子ちゃんっ!
酷いこと言うじゃないっ!
ここはイケメン御用達よ♪」
博多明太子の様な色と艶感、分厚い唇がご機嫌良く動いていた。
男は差し出した、ボトルキープ用のプレートにマーカーで名前を書いていた。
"菅野"
「菅野さんって言うんだ。菅ちゃんって呼んでいいですか?」
「勿論いいよ、
嬉しいね。」
キャー!!
対応もスマート!
イケメンは違うわ!
私もママも"菅ちゃん"にメロメロになってしまっていた。
ママは満面の笑みで勝手にお摘みをサービスしていた。