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なななの短編♪

第6章 節分×ニアファー

え?


「なんで?」


「いいからいいから。頼むよ!」


ニヤっとしたかなめはボクの背中をポンと叩いた。


やっぱりボクには分からないことがたぁくさんある。


ひかるのところに行くと、ボクはかなめに言われた通り、ひかるのズボンを掴んで上を見上げた。


「なんだっ…離せっ!」



「ねぇ……ひかる……、かなめも一緒にえほーまき食べたいんだって。」



「っ……だからなんだっ…」



「だから……許して…?ね…?」



───────服を掴みながらなるべく上を見上げて首を傾げながら頼んで



かなめに言われた通りに、ボクはひかるをじっとみて首を傾げた。



「っ……」



「ねぇ…ひかるってばぁー、おねがーい…」



「っ……お前なぁっ」



「ひーかーるー!わぁっっ!」



急にひかるに膝に乗せられてびっくりしてると、ひかるは、あぁあぁああと叫び出した。



「分かったっ…!分かった分かった!」


わぁっ…!


「ありがとーー!!」


ひかるは、


本当はやさしいっておねえちゃんが言ってたけど、ボクもそう思うよ!

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