ももいろタイム【完】
第12章 出逢い
たまにマスターと話している。
知り合いらしい………
そんな様子を眺めていると、彼と目が合ってしまった。
マスターと知り合いらしい様子に、またほんのり酔い始めたせいで、思わず微笑んでしまう。
彼はそんな私を見て一瞬目を見開くが、直ぐに微笑んでくれた。
「君はマスターと知り合い?」
「私は只の客ですよ」
「よく飲みに来るの?」
「そうですね。ここの雰囲気が好きなので」
「うん、マスターの人柄だね」
その後も話して、互いに名前だけは知った。
また会えたら、一緒に飲もうと話し、その日はbarを後にした。
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