
ももいろタイム【完】
第13章 私の世界
「ん、んん………ああ!」
「いや………お願い………ん、や、やめて………あ」
何日経ったのだろう………
私に触れるゴツゴツとした手。
目隠しで顔は知らない。
手枷は外してくれないから、食べ物を口に運ばれるのを食べる。
数少ない言葉は聞けるが、会話はない。
私はこの男に処女を奪われ、何日も日に何度も抱かれている。
痛くて仕方なかった初めと違い、私の身体はこの男の手に反応する。
知らなかった快感に、いつしか受け入れている私の身体。
心は否定するのに、抗えない………
恐怖は感じなくなっていた。
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