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ももいろタイム【完】

第5章 私が恋した人



「いや。じゃあね、早く帰るんだよ」

私は頷けなかったの。

「どうかしたかな?」

「い、いえ…」

「んー。じゃあ、そこの喫茶店に付き合ってくれる?お腹が空いたんだけど、1人はさびしくてね。助けたお礼ということで」

「…はい」

帰りたくなかった私は、一緒に喫茶店に入った。


「あの、さっきはありがとうございます」

「いえいえ。君は高校生かな?」

「はい。…お子さんって」


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