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「お腹空いた」

ボソッと呟くと、隣からクスッと聞こえる。昌樹さんの方を見ると、目が合った。

「愛結、美味しいところ連れてってあげる」

そう言って連れて来てくれたのは、学生の私が来たことがないホテルのレストラン。
周りを見ると、大人っぽいカップルがいた。

「昌樹さん、私大丈夫かな？」

「大丈夫。愛結は大人っぽいし、私がいるだろ？」

「うん！」


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