隠れて甘いkissをして
第14章 あなたとひとつに…
最上階のBARから見える夜景は、宝石を散りばめたように輝いていた。
カウンターに二人で並んで座る。
隼人はこのBARのマスターとも知り合いなのか、親しげに会話していた。
しかも英語。
周りを見渡すと、お客さんも外国人が多く、いかにもセレブといった人達ばかりなのに気付く。
「……………」
私だけ、ものすごい場違いな気がする。
なぜこんな女がって思われてるかも……
そんなことを考えていたら、隼人が顔を近付けてきた。
「由宇ちゃん元気ないね。
今すぐキスしてもいい?」