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「ほれ、経理課に着いたぞ。あの、村田さんに提出してこい」

扉を開け、中にいる女の人を指差した。

「おーい、村田さーん」

「はいはーい」

指差していた女の人が、席から立ち、こちらに手を振りながら歩いてきた。

「あら、櫻井さん。今日も何か脅しに来たん？」

「あ？いつもオレが脅してるみたいやん」

「違うの？ってあれ？やっと見つけたの？」

オレを見る美人。

オレより少し年上のようだけど。