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会議室から恋。~黒田~

第6章 6

「寂しかった?」

「うん…」

なんだか、素直だな。

抱き締めてた手を離し、由奈をオレから引き離す。

床に落とした荷物を拾い上げ、部屋のなかに入った。

「黒田くん、コーヒー飲む?」

「あぁ。…その、黒田くんってのやめてくれへん?」

「…雅樹?」

「あぁ」

スーツケースを開け、中身を取り出す。

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