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会議室から恋。~黒田~

第6章 6

ナビが、目的地に着いたと言っている。

・・・海。

まさかの夜の海。

「雅樹、はやく」

さっさと助手席から降りた由奈は、波に向かって歩いていた。

「由奈。濡れる」

波に届かないところで、座る。

隣に由奈が座り、腕に絡み付く。

肩に、頭が乗る。

また、甘えてる。

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