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「由奈。お前、飲むなって」

由奈のグラスを取り上げた。

すでに呂律がまわっていない。

「なんで？！雅樹のバカー！」

「村田さん、いつもと雰囲気違うねー」

ほらみろ。

お前、ここではスイッチ入れてなきゃダメなんだよ。

それを、隙があるって言うんだよ。

由奈の隣を陣取ろうとする男を睨んだ。