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片想いの行方

第26章 交差する想い

その時



「 あー! こんなとこにいたーー!!」




バンッ!と勢いよくドアが開いて



あたしの姿を見つけたアンナがズンズン近寄ってきた。




「もー! 探したんだからね!


カバンは教室に置かれたままだし、携帯に電話しても出ないし!


屋上にいるならいるって最初っから………






………美和?」





アンナがあたしの顔を覗き込む。





「……………っ」






もう…………やだよ…………







どうすればいいの?


どうしたら良かったの?





蓮くんも、ヒメも………





自分の気持ちも………







もう分からなくなってきちゃったよ…………

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