テキストサイズ

片想いの行方

第35章 いつかのお返し



蓮くんの言葉が





あたしの心に響く。








蓮くんの想いは






ヒメが、蓮くんと私の幸せを願ってくれた想いと







何ひとつとして変わらなかった。










「…………蓮くん…………」








あたしが声を振り絞って名前を呼ぶと







蓮くんは一瞬、切ない顔になった。









だけど








あたしの後ろに目を向けると









……ふっと笑って、口を開いた。














「……やっと来たか。


遅せーんだよ、ボケ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ