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片想いの行方

第5章 デート?



日曜日。


今日も快晴。



あたしは待ち合わせの時間より少し遅れて、駅前に着いた。



日曜日のお昼時だけあって、すごい人の数だ。



ヒメ、まだ着いてないかな?


てゆーか、本当に来るよね?


はぁ…、ドキドキしてきたよ…。



あたしは胸に手をあてて自分を落ち着かせた。







その時。







「おっせーよ、バカ」





「………!」






振り返ると、太陽に照らされてキラキラ光るヒメが、不機嫌そうに立っていた。

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