テキストサイズ

片想いの行方

第64章 片想いの結末



「………ヒメ………!」




ヒメは腰の動きを弱めないまま、私をじっと見る。


その視線にゾクゾクして、これ以上は耐えられない。





「…はぁっ……ん…
もう許して……!」


「俺の事好き?」


「………っ す、すき……」


「本当?」


「…あっ…っんん…
だ、大好き……」


「俺の名前を呼んで、もう一度言えよ」





ど、どれだけドSなのよ……!

私が涙目になってるの、見えてるでしょ?



でも、逆らえない私はただ従うだけだ。


ヒメの名前………











「……れ、蓮……………っ」






「……………!」








ヒメの動きがピタッと止まった。



…………?







「………お前。
それはねーだろ………」





え!?

違った!?

普段の “ ヒメ ” で良かったの?





「………!!
だ、だって、“ 名前 ” って言うから……!」





慌てる私に、ヒメは微笑む。

でも、その目は笑っていない。





「頭にきた。
その口塞いでやる」






~~~~~!!!///



もう無理……………っ




ストーリーメニュー

TOPTOPへ