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片想いの行方

第69章 ☆甘い夜

「天使のふりして、悪魔だったか」

「……えっ?……ん……!」




美和の顔を引き寄せて、唇を重ねる。

手加減ができないくらい、その体を強く抱きしめた。




「……んんっ……っふ……」

「どれだけ俺が信仰しようと、最初から意味がないわけだ」




俺の言葉の意味を、考える隙も与えない程

舌を深く絡ませて、美和を感じる。



……敵わなねーな……

1番聞きたかったことを、こんなにサラリと言われたら

抑えるなんて、出来るはずがない。




「……っあ……ヒメ………」




美和の胸に手を這わせて、キスを続けながら床に倒す。

溜まりまくって爆発しそうな欲望が暴れないように

ほんの少しだけ残る理性を引きだして、ゆっくりとその体に触れると




「ま、待って………だめ……」




美和が下から俺を押し上げた。




「……ヒメ。
きょ、今日はダメな日なの……」

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