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pure love

第8章 相愛

「……絶対治す」

思わず口から出た言葉。


改めて思う。

やっぱ凛はすげー。

他の男が放って置かない訳だ…

他の…男……

─────渡したくないな。

誰にも、

凛を渡したくない。



「凛…浴衣、すげー似合ってる」

恥ずかしくて言えなかった言葉が、サラッと口をついて出る。


「ありがとう。蓮も! すごいカッコイイ」

勢いよく言っては、頬を染める凛。


「ははっ、なんか照れるな」

赤い顔同士で見つめ合う。



あー、もうヤバイ…

これ以上黙ってられない。

気持ち抑えられない。

どうしようもなく溢れ出してくる。


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