神様の独り言
第12章 神様は迷羊に救われる
中に入った道子を――――――
群がるように…取り囲む警察官―――――――――…
そして―――――…道子を中心として……
無数の発砲音と火花が立ち上がる!!
「道子様、、、、道子様!!
泉――――――――――!!」
酒井は、道子が警官に撃たれたと思い!!
泉に…怒りをぶつける!!
が―――――…
発砲音の中心に道子は、涼しい顔で立っていた―――――…
道子は、両手を広げ……空を仰ぎ見ている――――――――…
「――――血の雨を……死の間際の声を…聞かせてください…」
道子の声を聞いた…警察官は…
自分の頭に向かって…次々と発砲していく!!
パーン!
パーン!!と、次々と道子の声に…警官は笑顔と共に自害して倒れる―――――…
「道子…様――――――」
拳銃を構えていた全ての警察官は…
道子の声に……喜んで命を捧げる――――――――…