神様の独り言
第12章 神様は迷羊に救われる
しかし、ハキの走りは止まらず!!
泉を阻止したその足で
警官の死体を飛び越え―――――…
道子の体を抱き締めた!
「グァガキャアアアアアア!!離せ、離せ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!愛を……手に入れないと――――――…入れないと!!離ぜ――――――――――――――!!」
道子は、抱き締めるハキを…振り払い!!まだ、生きている警官を見つけると!!歩き出す!!
「道子様!!いけません!!この力を…一番…使いたくなかったのは…貴女様では無いですか!!
声で……奪った命を……悔やんでいたのは…貴女ではないですか!!」
ハキの、行動により…動けなかった酒井が……やっと、悪魔の様な道子に声をかける!!
だが…道子は、唸り……ぶつぶつ言いながら…
残りの警官を殺すことだけが…愛の証だと―――――…
歩く…
何度もハキに抱き締められるが…
歩きは止まらない
殴る、蹴る!!こん棒を手にしては――――――…道子は、怪我をしているハキを何度も痛め付けた!!
それでも―――――…ハキは、道子を止めようと…何度も向かっていく!!