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仮面家族

第2章 暴かれた家庭

「でも僕もど~して良いか解らなかったんです、ノリスケ君にワカメちゃんの事を調べてもらっていた頃ですが、僕宛てに手紙が届いて、それは原稿用紙で‥“ワカメ汁をむさぶる夜”という訳の解らない題名の小説でした、その事をノリスケ君に話したら、「そうですか、書いてくれたんだ、伊佐坂先生、ど~でした、作品?」なんて
僕はノリスケ君と伊佐坂先生と二人におどかされていて、伊佐坂先生もワカメちゃんと…「離婚原因はマスオさんだけですか?」記者の問いかけにサザエは
「いいえ、私にも原因は有ります、実はタラオなんですが…」「タラちゃんがどうかしたんですか?」記者達の問いかけにサザエはハンカチを出し目頭を押さえ、

「実はタラちゃんはマスオさんの子では無いんです、あれは結婚して間もない頃、まだ二人で暮らしてた時の事です、お母さんが三河屋の三平さんにこちらにもご用聞きにと頼んだみたあで、ちょくちょく来て頂いてたんです、昼過ぎにいつものように三平さんが来て、私マスオさん仕事で忙しくて夜の方が構ってくれないのでつい、一度だけのつもりが…」

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