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恋密度〜官能・従兄妹編

第1章 幼い記憶

中学1年の夏休み‥

お盆の時期になるといつも親戚が集まる家は普段の静けさとは打って変わり久々に賑やかな声が響いていた‥

今年は祖父の七回忌。毎年、顔を出す親戚と遠方の為滅多に帰郷しない親戚が珍しく顔を合わせている

その中にはアタシの憧れ、初恋の人、晃一(コウイチ)お兄ちゃんもいた‥


「おお!晃一、またデカくなりやがったなっ。なんだ!?もう大学生か?」


あれから七年──
親戚のおじさん達に言われながら旅行バックを提げて帰ってきたお兄ちゃんは、すっかり少年から男の人に変わっていた‥


みんなと挨拶を交わしながらお兄ちゃんはアタシに気づき照れ臭そうに笑いかける


「真美?‥

大きくなったな!!」


「‥//」


お兄ちゃんは大きな手でアタシの頭を撫でた。


あの時よりも‥

すごく大人になった手で…

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