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僕はもう君を抱けない

第3章 ディナーでもいかが?

店員さんが厨房に戻った途端、美憂ちゃんは話し始めた。

「先日はご迷惑おかけしました。」

「…いつもあぁいう奴らに絡まれるの?」

「えぇ…慣れてきましたけど。」

「強がるなよ…手、震えてる。」

彼女は話す前から小刻みに手を震わせていた

…聞けねぇ

何があったんだ?なんて。

単なるナンパだと思えねぇんだよな

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