テキストサイズ

僕はもう君を抱けない

第5章 華緒梨のための第一歩

華緒梨はすぐそばにあった包丁を俺に向ける

ゆっくり近づいて来る

「雨戸さん、危ない!」

あぁ、そうだね

危ないね

今なら逃げれるかもね

でも、足がすくんで動かない

「雨戸さんーーーー」

美憂ちゃんの泣き叫ぶ声と同時にたくさんの血が床に落ち

俺は意識を失った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ