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あなたに溺れさせて

第2章 私の恋

けど、誓いのキスの前に

「ちょっと待ってくれ!」

と言って…

「悠葵、何にも言わないで…聞いてくれる?」

「なに?」

「俺はお前以外はいらないし、欲しくない。欲しいのは悠葵の心なんだよ?気付けよ、いい加減…。好きってんだよ、俺と結婚してくれ。」

あぁ、神様

私はきっと何かの夢を見ているの?

彼は私のシッターよ?

絶対に結ばれない運命なのに

どうしてそんな、好きなんて言えるの?

結婚は…頼とするのよ?

「…行っていいよ?お前の相手は俺じゃない。」

頼はそっと私の背中を押してくれた。

その優しさに涙が止まらなかった

ごめん、最低な女を許して

「ばぁーか、私は都姫のことが好きだよ!でも結婚してあげなーい。」

「はぁ?」

「私から言わせて。枢木都姫、私と結婚しなさい!」

「もちろん、喜んで。」

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