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忘れた頃に…

第17章 知ってたの?



耳の事はあったが、同級会で彼が右側を選んだ事を思い出したからだ。

『右側に人がいると落ち着かなくて!』

と言われた訳ではなかったが、きっとそうなのだろう。

しかし、歩き出すとすぐに、

『場所…代わって!』

と、私の左側へまわった。

「右側の方がいいんじゃないの?」

率直な疑問。

『今日は2人だからね。』

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