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忘れた頃に…

第17章 知ってたの?


『泣き虫ともちゃん!』

からかいながら、ベンチに座った。

彼の右側にすわり、聞いてみた。

「他のみんなも知ってるのかな?」

『どうだろう…”松崎ってぼんやりしてて、呼んでも気付かない時があるよな。”なんて言ってる奴はいたけどね。』

「そっか…」

『これからも、ぼんやりともちゃんでいいんじゃない?
気使われるのが嫌だったんでしょ?』

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