テキストサイズ

忘れた頃に…

第23章 どうしたい?…



”うん…”

そう言って涙を拭く彼女は、とても綺麗だった。

とは言え、あっくんにも真琴にも家族がいる。

このままで良いはずはない。

「そんな関係、今すぐ止めな!」

と言わなくてはいけないことは、頭ではわかっている。

言えない自分がいるのも事実。

体の関係はないにしても、私がマッチョに抱く感情と真琴のそれは同じだから。

「苦しいね…」

彼女に言っているのか、独り言なのかもわからない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ