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忘れた頃に…

第30章 Wデート



そう言って電話を切った後、急いで支度をしていると、兄の奥さん…お義姉さんが声をかけてきた。

何かと思いドアを開けると、

”友夏さんに、良いもの貸してあげる。”

そう言って、鍵を見せた。

”遅くなっても良いように!
玄関より、裏口からの方がバレにくいのよ!”

「お義姉さん、使ったことあるの?」

”内緒よ!明日、こっそり返してね。(笑)”

鍵を渡し部屋を出るお義姉さんの背中に、天使の羽が見えた気がした。(笑)

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