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忘れた頃に…

第7章 思わぬアドバイス


「お母さんね、中学時代楽しい事ばっかりじゃなかったの。
嫌な事も、辛い事も沢山あったのよ。」

今、友達との関係で悩んでいる娘と話すチャンスだと思った。

「耳の事もあったしね。
24年たって、お互いに大人になって…やっとわかり合えたって感じかな?
時間だけが解決法って事もある。
ごめんね!の一言が言えるか言えないか…勇気を出すか出さないか…
意外と簡単な事かもよ。」

”そっか…”

それだけ言って、娘は部屋に戻ろうとした。

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