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新章イケメン大奥〜逆ハーレムの世界

第5章 永光〜お万の君〜

永光さんと共に廊下に出ると
私は思わず、はぁ〜っと溜息をついた。


「春日局様は…
随分貴女をお気に召したようですね」


「えっ?まさか…最近毎日叱られて…」


「瑠璃、貴女はやはり男心を
解っていませんね。
ああいう愛情表現をする
殿方もいるのです。」


「はぁ…」


永光さんはそう言うと、どこか妖艶な
笑みを浮かべこちらをじっと見ている。
そんなに見られると落ち着かないよ…


「それにしても気に入りませんね。」


「え?」


「手解きなら大奥総取締の私でも
良かったのに、自らその役を買って出た
上にあの様に気に入られて…
瑠璃は褥の中でよほど
魅力的だったのでしょうね。」


永光さん…な、何を…///

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