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イケナイ関係

第10章 一夜の過ち

カラオケを出た後、酔っ払いの淳弘を支えながら何とか家まで送り届けた。

ピンポン♪

ベルを何度も押したが、何も応答がなく
家の照明が、どこも点いていなかった。

「あれ?留守なのかな…?20時過ぎてるのに」

「あ~親なら居ないよ」

親が居ない!?

「親父が、昨日から出張に行っててさ、親父1人だと心配だからって、母ちゃんも出張先に付いて行った。だから、この家には、俺と兄貴だけ。
でも兄貴は、彼女が独り暮らししてるマンションに入り浸って殆ど帰ってこねぇ。
今日もバイト終わったら、彼女の所に直行するんじゃね」

「…つか、頭がズキズキする」

「ととにかく家の中に入ろう」

二人は、家の中に入った。

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