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変態の書く小さな物語

第2章 桜道






君と歩いた桜道



泣いた数だけ花びら落ちて

笑った数だけ花が咲いた




この桃色の絨毯の上で歩んだ思い出が
鮮明によみがえる




絶対に忘れない

忘れられない





これはおわかれじゃない



お互いの旅立ちの合図








夏が来て緑になり



秋が来て茶色になり



冬が来て白になり




春が来て
また再開する花びら達


いつかの私たちのように





花びらを咲かせ



見つめ合う






また会おう





桃色の絨毯の上で






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