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変態の書く小さな物語

第5章 風呂



霧で周りが見えなくて

暑くて
苦しい




どれだけ体でもがいても

自分は溺れていくだけなんだ


助けを求めても

こだまするだけ






限られた空間に閉じ込められて





私はやっぱり



一人で落ちていくの?






周りが水のように


重たくて





なにかが抵抗しているの








ここはどこ?








私は一人?















あ、なんだ風呂か。

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